健康の基本はカラダを温める
色の話じゃないの?と思われるかもしれませんが、色のお話の前に少しだけカラダのお話です。
今から60年ほど前の日本人の体温は、36.5~36.8度が普通だったそうです。
それなのに、今のわたしたちの平均体温は高くても36.2~36.3度で、35度台だという人も増えています。
わたしたちのカラダは36.5~37度の体温で元気に働くそうで、この体温の低下から起こる病も増えているそうです。
どうして、日本人の体温が落ちたのか?
大きく影響しているのは、食生活や生活習慣の変化。
食生活で言えば、わたしたちはカラダを冷やす食べ物をとりすぎているのだそうです。
(気温の高い南方が産地のものはカラダを冷やすものが多い)
(気温の高い季節に採れるものはカラダを冷やすものが多い)
(生野菜・酢はカラダを冷やす)
などが、その要因として挙げられています。
健康で、元気に、やりたいことをやっていたい!そう思うのが普通ですよね。
だからと言って、南方の産地のものを食べないとか、夏野菜は冬に食べないとか、サラダは食べないとか、極端に食生活を変えるのもストレスかと思います。
そこで、色を交えながら、ちょっと楽しんで、健康を考えてみませんか?
温めるもの・冷やすもの
漢方では、青・白・緑のものはカラダを冷やし、赤・黒・橙のものはカラダを温めると言います。
イメージして覚えやすいように例えると、
冷たい雪は白い、緑の葉っぱは夏でも触ると冷たいから、白・緑は冷やすもの。
灼熱の太陽は赤い、物を燃やすと黒くなるから、赤・黒は温めるもの。
色のエネルギーでも同じようなことが言えます。
食べ物も、赤・橙のものはカラダに熱を与えてくれる。青・緑は、沈静や落ち着きに働きかける色です。冷静さを感じさせ、クールダウンをイメージさせる色ですね。
食べ物も、青・緑のものはカラダに冷を与えてくれる。
といった感じ。
日常に取り入れるなら
緑茶よりほうじ茶を飲む。
南方が産地の果物より、リンゴやサクランボを食べる。
葉野菜より根菜を食べる。
酢・マヨネーズより、醤油・味噌を摂る。
などの意識で食事をするだけでもカラダの冷えが変わってくると思いますよ。
気づきましたか?
カラダを温めるもの・冷やすもの、補色の関係にある色だということ。
赤 と 緑
橙 と 青
黒 と 白
バランスなんですね。
どちらかに偏ると、過ぎれば毒になってしまいます。
どちらかにしなければならないではなく、ちょっとした意識の持ち方でどちらかを多めにとって、カラダのバランスを整える。
寒がりな自分に気づいたら、暖色系の食べ物を多めに摂ってカラダに熱を与えましょう。
暑がりな自分に気付いたら、寒色系の食べ物を多めに摂ってクールダウンしましょう。
色で食べ物を選ぶ
あなたのカラダは、あなたが食べたもので出来ている。
色の知識を持って、この食べ物は温める?冷やす?、外が冷えてきたからカラダに熱を与えるものを食べよう!なんて、気軽に楽しんで、健康なカラダ作りを始めてみては?
色で食べ物を選んでみる、そんな色の取り入れ方もありますよ。
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SIGN of the BODY ~身体のサインから心を探る~
薬膳よなよ ~食べるを意識する~